先日100均のDAISOに立ち寄った際に、話題の500円コーヒーミルを発見したので思わず買ってしまいましたので他の手挽きミルと比較してみました!
これからコーヒーを始めたいと思っている
できるだけ安くコーヒーミルを手に入れたい
商品スペック
サイズは直径8cm×高さ18cm
重さは約408g
350mlのジュースよりも少し太めです。
重さもそこそこあります。
100均のダイソーの商品ですが、500円商品で税込み550円ですのでご注意ください。
売り場の様子
白いパッケージを目印にしてください。
コーヒーコーナーのありました。
近所のダイソーには置いてなかったのですが、隣町のダイソーにいったらありました。
どこにでもあるという訳ではないのでご注意ください。
なお、最初にいった店舗で取り寄せ可能か確認したところ、倉庫在庫がないとのことで、取り寄せ不可でした。
商品特徴
ハンドルが縮まるため収納場所に困らない
ハンドミルにおいて、この機構は意外と珍しいです。
持ち運びに便利ですし、収納時おさまりが良いです。
↓ハンドルを縮めたところ。
↓ハンドルを伸ばしたところ
約5.5cmのショートハンドルなので伸ばしても、一般的なミルに比べて短いです。
外側の調節ダイヤルを回すだけで簡単に粗さ調節可能
分解せずに外側から簡単に粒度調節可能です。
これは価格が33000円弱の高級ミルの1ZpressoのZproで採用されていますが、低価格帯で採用しているミルは珍しく、便利なものですので評価したいと思います。
粉受けがガラス製
こちらは価格約4万円の最高級ハンドミルコマンダンテで採用されている方式です。
樹脂製よりも静電気が生じにくい事が期待されます
刃の部分は約5000円の電動ミルオーシャンリッチと同じ
ダイソーミルと侮るなかれ。実はミルの部分は5000円するオーシャンリッチと同じのようです。それぞれに互換性があるため、オーシャンリッチの予備部品としても利用可能です。
ダイソーミルの方が粉受けの容量が大きいです。
商品外観と分解の様子
5段階の粒度調節用のダイヤルがあります。
粒の大きさのが視覚的に分かるようになっています。
下のガラス受けは時計回りに回すと外れます 上部は「OPEN」の方向に回すと分解できます
上部、本体、粉受けの3つに分解できました
ミルの様子。
内歯、外刃ともセラミック製のコニカルカッターを採用しています。
裏面の様子。
外側の調節ダイヤルを回すことでこの隙間の幅が変わります。
粗くすると隙間が大きくなります。
ここは分解できません。
実際に使ってみた
パッケージに使用方法が書かれています。
①蓋を時計回りで開けます
フタに書かれている「OPEN」方向に開けます。
②本体の中に少量のコーヒーを入れ蓋を閉めます
上部の隙間から投入してください。
20g程度入ります。
骨部分に豆がはじかれるので、上手く隙間から投入してください。
計量スプーンや、涙型の先端が細長い器を使うと入れやすいです。
↓涙型の器
③調節ダイヤルで豆の粒度を調節します
5段階の粒度調節用のダイヤルがあり、▼に粒度を合わせます。
極細挽き~粗挽きまで対応しています。
今回は真ん中の#3(中細挽き)で挽いていきます。
④ハンドルをねじでしっかり固定し、本体をしっかり押さえ、時計回りにゆっくりと手ごたえがなくなるまで回します
ゴリゴリとひいていきます。
使用して気が付いたのですが、ハンドル径が短いためクルクルと何回も回さなければなりません。
持ち手が小さく指先でつかむ方式になるため、握りこむ方式に比べて力が入りにくく持ちにくかったです。ここはマイナスポイントでした。
ひき終わった豆は下のガラスの受けに落ちます。
ガラスの大きめの受けであるため、静電気はあまり発生していませんでした。
300mlの容量があるとの事ですので、一度の多く挽く場合には上部から数回に分けて豆を投入してください。
粒度に多少ばらつきはあるもの、許容範囲だと思いました。
粒度の様子
♯1(極細挽き)
比較的きれいに挽けている印象です。
極細挽きといっても、エスプレッソには厳しいのではないでしょうか。
#3(中細挽き)
ペーパードリップに良いぐらいの挽き目です。
大きい粒と小さい粒が混じり、ばらつきがみられます。
#5(粗挽き)
かなり粗く挽かれます。ここまで粗い粒度はあまり使わないと思います。
大きい粒と小さい粒が入り混じっていて、粒度のばらつきがかなり大きくなっています。
フレンチプレスの場合は一つ前の#4(中挽き)ぐらいが良いかもしれません。
他のコーヒーミルと比べてみる
私が持っているハンドでミルのポーレックスコーヒーミル、最高級のコマンダンテC40コーヒーグラインダーと比較してみます。
↓同じぐらの粒度で挽いみたところ。
ダイソーは最も大きい粒が目立ち、粒度がばらついている印象です。ポーレックスも多少のばらつきがあり、コマンダンテはかなり粒度がそろっています。
↓微粉量を見たところ。上部の写真と並びが異なりますがご了承ください。ぱっと見たところ、ポーレックスが最も微粉が多く、コマンダンテが最も少なく、ダイソーはその中間ぐらいでした。微粉の重さを計測してみました。
5g中の微粉量
ポーレックス 0.7g
ダイソー 0.4g
コマンダンテ 0.1g
微粉が少ないということは雑味が出にくいということになります。
なお、微粉はWholehotステンレスコーヒーふるいを用いて分けました。
良い点と悪い点のまとめ
- コーヒーミルとしては格安の500円でコスパ良好
- 微粉がポーレックスコーヒーミルよりも少ない
- 約5000円の電動ミルと同じ刃を使っていて、粉受けも互換性あり
- 分解せず外から粒度調節が可能
- 粉受けがガラス製で静電気が起こりにくい
- 粉受けの容量が多い
- ハンドルが畳めるので可搬性に優れ省スペース
- ハンドルの長さが短く、何回もクルクル回して引かなければならない
- ハンドル自体も小さいので挽きにくい
- 中細挽以降は粒度がそろわず大きい粒が多くみられた
- 人によっては重たいと感じるかもしれない
- 胴体が太いため手の小さい方は持ちにくいかもしれない
総評
特に微粉においては実売7000円弱するポーレックスコーヒーミルよりも少ないという結果になり驚きました。
お求めやすい価格ですのでこれからコーヒーを始めたい人におすすめしたいと思います。
はまった場合はそれからステップアップするのもいいかもしれません。
興味のある方はダイソーに行かれた際にはチェックしてみてください♪