最近すっかり暑くなってきてアイスコーヒーが美味しい時期になりました。
今回は2021年6月現在のコンビニ大手3社のアイスコーヒーを飲み比べて比較してみました。同時にコーヒー濃度計を使って濃度も測定しました
コンビニのアイスコーヒーはどこのものが美味しいか知りたい
自分がいつも買っているコンビニコーヒーは他と比べてどうなのか知りたい
どのシチュエーションに合うかを知りたい
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対象と方法
コンビニチェーン大手3社(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)のアイスコーヒーを以下の4種のコーヒーで比較しました。
- セブンイレブン 7カフェ アイスコーヒーR
- セブンイレブン 高級キリマンジャロブレンド アイスR
- ファミリーマート アイスコーヒーS
- ローソン アイスコーヒー(M)
アタゴのPAL-COFFEE (BX/TDS)を使い、コンビニチェーン大手3社(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)のアイスコーヒーの濃度を測定しました。
こちらについては別の記事にしていますので興味のある方はご覧ください。
各コンビニの特徴
セブンイレブン
以前からドリップ方式を採用しています。
日本で一番飲まれているコーヒーでまさに国民的コーヒーです。
↓2022年5月24から発売されてる高級コロンビアスプレモアイスはこちらから
2021年に5月25日に高級キリマンジャロブレンド(写真左)が新発売し、従来のアイスコーヒー(写真右)もリニューアルされました。
高級キリマンジャロブレンドは2021年10月ぐらいに販売終了になりました。
高級キリマンジャロブレンドのキャッチコピーは「力強いコクと香り、すっきりとした後味のキレ」で高級コーヒー豆の「キリマンジャロ」を51%以上ブレンドした、力強いコクと芳醇な香りが特長で、「コロンビア」「グアテマラ」もブレンドしており、「キリマンジャロ」の華やかな香りと後味のキレに加え、「コロンビア」や「グアテマラ」の持つ甘い香りも楽しめるとのことです。
通常のアイスコーヒーでは、ブレンドに含まれているブラジル豆では収穫後に果肉がついたまま乾燥させるナチュラル精製(非水洗式)を採用し、より芳ばしい香りとコクのある後味を実現したとのことでした。
価格
7カフェ高級キリマンジャロブレンド アイスR 110円(税込)
7カフェ高級キリマンジャロブレンド アイスL 195円(税込)
7カフェアイスコーヒーR 100円(税込)
7カフェアイスコーヒーR 180円(税込)
マシンは自分でボタンを押すタイプです。
私の近くのコンビニは新旧のマシンがあります。
高級キリマンジャロブレンドは新マシン(写真右)で抽出する必要があります。
↓高級キリマンジャロブレンドは別の記事にもしています。
ローソン
以前からエスプレッソ方式を採用しており、苦味が効いているのでスイーツに合うコーヒーの印象です。エスプレッソを薄めたアメリカーノタイプです。
コーヒー感が強いので牛乳に負けずラテなどは非常に美味しいですよね。
今回のリニューアルポイントはズバリ「ミルクにあう新焙煎」!
通常のアイスコーヒーはビターなコーヒー感と甘みが残るコクを大事に仕上げました。ゴクゴク飲めるさわやかさが特徴とのことです。
ローソンのデザインカップはどこかノスタルジーで素敵ですね!個人的にはとても好きです。
価格
アイスコーヒー(M)100円(税込)
アイスコーヒー(L)150円(税込)
(メガアイスコーヒー)270円(税込)
アイスカフェラテ(M)170円(税込)
メガアイスカフェラテ 310円(税込)
マシンは最近ではほとんどの店舗でセルフ方式に切り替わってきています。
クレマが出てきて後半は茶色っぽいコーヒー液が抽出されています。
今回のアイスコーヒーの中では氷の大きさが最大です。
ファミリーマート
20億円かけて新マシンを導入したと話題ですよね。
ファミリーマートは以前はローソンと同様にエスプレッソ方式を採用していたのですがマシンの刷新に伴いドリップ方式に変わりました。
ホットコーヒーでは通常ブレンドと「濃いめ」が選べたのですが、アイスコーヒーでは1種類だけです。S、M、Lのサイズ違いが選べるだけです。
価格
アイスコーヒーS 100円(税込)
アイスコーヒーM 180円(税込)
アイスコーヒーL 250円(税込)
マシンはセルフ方式です。
私の家の近くの店舗はミルクタンクが付いているマシンとコーヒーのみ抽出するマシンがあります。どちらでも抽出可能です。
2021/6/17追記
2021年6月15日に新ブレンドにリニューアルされました。
飲みごたえがアップしたのに後味もすっきりクリアでごくごく飲めるブレンドです。
「変新」という文字からわかるように今回のブレンドは大幅刷新しています。
今回の新ブレンドは4:6メソッドでおなじみのバリスタ世界チャンピオンの粕谷哲氏と共同開発したそうです。
キャッチコピーは「氷に負けない濃厚さなのにどんどん飲めてしまうクリアな後味」
夏に飲みたくなる味わいを追求し、抽出方法、豆の配合、焙煎の3つの手法で甘味を引き出した氷に負けない濃厚さとクリアな後味が特徴のアイスコーヒーに仕上げられています。
抽出方法は雑味や渋みの出にくいハンドドリップを参考にした方法に変更しておりクリアな後味を実現するとともにコーヒー豆本来の甘みをより感じられるようになったそうです。
豆の配合は、甘さの強いグアテマラ豆の配合を増やして酸味を抑えて濃厚なコクと甘みを強化しています。
焙煎は温度と時間を徹底管理した「甘味焙煎」でコーヒー豆本来の甘さを際立たせています。
粕谷氏からのコメント
美味しいコーヒーとはまた飲みたいと思えるもの。でもそんなアイスコーヒーはそうそうないと思います。本作はコーヒーならではの濃厚なビター感と甘さが楽しめるのに、きれいな味わいを実現しているのでゴクゴク飲める。だから、また飲みたくなる。そんなアイスコーヒーが出来ました。ぜひ味わってみてください。
4:6メソッドは以下のリンクからどうぞ♪
結果と考察
各コーヒーの濃度をコーヒー濃度計を用いて測定しました。
アイスコーヒーは氷が入っているので時間が経つと濃度が薄まってしまうため、購入直後にサンプルを採取して時間差による濃度の変動を無くしました。
抽出してすぐにマドラーで10回程度かき混ぜて中層のコーヒー液を採取しました。
セブンイレブン 7カフェ アイスコーヒーR
TDS=1.09
セブンイレブン 高級キリマンジャロブレンド アイスR
TDS=1.14
ファミリーマート アイスコーヒーS
TDS=1.09
ローソン アイスコーヒー(M)
TDS=1.09
コーヒー濃度結果
セブン=ファミマ=ローソン(1.09)<セブン高級キリマンジャロブレンド(1.14)
↑並べて上部から見たところ。確かにセブンイレブンの高級キリマンジャロブレンド(右から2番目)は濃く見えます。ローソンはカップが紙なので一見濃く見えますが液体の色はキリマンジャロブレンド意外と同等でした。
飲み比べての味の比較
味を飲み比べて感じた印象をお伝えします。
味の感じ方は個人差が大きいため、あくまで私個人の感想ということでよろしくお願いします。
セブンイレブン 7カフェ アイスコーヒーR
苦味や酸味は少なく、飲みやすい味わいでした。クリアでやわらかな味わいでした。
セブンイレブン 高級キリマンジャロブレンド アイスR
苦味を最も感じ、酸味も適度に感じます。苦すぎるわけではありません。
飲みごたえのある味わいでコク深いです。
今回比較した中で最も濃い味でパンチがありました。ガツンときてアイスコーヒーらしい味です。
個人的にはこちらにハマっていて最近はこればかり飲んでいます。
ローソン アイスコーヒー(M)
苦味は少しありますが高級キリマンジャロブレンドよりも少ないです。酸味は少ないです。
味は少し重たい印象で後味に雑味や渋みがあります。これはエスプレッソという抽出方法の違いからくるものだと思います。
ローソンのアイスコーヒーはエスプレッソをお湯で薄めたアメリカーノタイプなので他社のドリップタイプとは全く異なる味わいで土俵が違う様な気がしました。
やはり、ローソンのコーヒーはミルクに合わせることで真価を発揮すると思います。
ファミリーマート アイスコーヒーS
苦味や酸味は少なく飲みやすい味わいです。味の傾向はセブンイレブンと近いですが、ファミリーマートの方がスッキリした印象でした。味はクリアです。
6/17追記
2021年6月15日にブレンドがリニューアルして飲みごたえがあるのに後味スッキリになりました。セブンイレブンの通常のアイスコーヒー、高級キリマンジャロブレンドよりも苦味を感じ飲みごたえがあります。それにもかかわらず後味はスッキリクリアです。
おすすめなシーン
こちらも個人的な意見ですのでご参考までに。
好みも人それぞれですので、気分やシーンによって選べば良いと思います。
アイスコーヒーらしいガツンとした苦味を求めている
→セブン高級キリマンジャロブレンド、ファミリーマート(6/17追記)
酸味が好き
→セブン高級キリマンジャロブレンド
クリアでしっかりした味が好き(6/17追記)
→ファミリーマート
クリアで柔らかい味が好き
→セブンイレブン通常ブレンド
ラテにしたい
→ローソン
まとめ
今回は大手3社のアイスコーヒー4種類を比較してきました。各社かなりレベルを上げてきている印象です。みなさんも是非飲み比べてみてください。
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