アイスコーヒーが美味しい時期になりましたね。
今回はイワキから発売されているコスパ最高の水出しコーヒー器具、イワキウォータードリップコーヒーサーバーについて紹介して行きます。
水出しコーヒーに興味がある
アイスコーヒーが苦くて苦手
スッキリしたコーヒーをゴクゴク飲みたい
自宅で美味しいアイスコーヒーをカンタンに作りたい できれば低予算で抑えたい
必要なものはたった3つだけ!!
水出しコーヒーは難しそうと思われる方もいらっしゃると思いますが必要なものは
①水 ②コーヒー豆 ③水出しコーヒー用抽出器具
イワキの水出しコーヒー器具はコスパ最高!
水出しコーヒーの器具はいくつもありますが、中でもイワキの水出しコーヒー器具、【イワキウォータードリップコーヒーサーバー】は実売3000円程度でコスパ最高の水出しコーヒー器具です。完成度も高いので非常にお勧めです!
イワキのウォータードリッパーを購入しようと思った理由
皆さんは水出しコーヒーを飲んだことはありますか?
水出しコーヒーには2つ方式があり、①粉砕したコーヒーを水に浸した状態で長時間置いておき完成するといったものと、②一滴ずつゆっくりドリップしていくものがあります。
私は①水に浸して長時間置いておく方法を試したことがあるのですが、「薄いコーヒー」というイメージを持ってしまい、数回挑戦したのですが結局使うのをやめていました。もちろんこちらが好きと言う方もいらっしゃいます。
そこで、②1滴ずつドリップするタイプを試したいと思い、色々と調べていたところ、イワキから3000円弱という低価格でドリップタイプのウォータードリッパーがあることを発見しました。3000円なら試してみてもいいかなと思い購入を決定しました。 グッドデザイン賞をとっており、見た目の美しさもポイントです!
水出しコーヒーとは
近年「水出しコーヒー」という言葉をよく耳にするようになりました。コンビニでもペットボトル入りの水出しコーヒーを見かけるようになりました。「コールドブリュー」「ダッチコーヒー」とも呼ばれます。一言で言うと、水で抽出したコーヒーです。
水出しコーヒーの特徴
コーヒーの抽出は通常お湯で行いますが、水出しコーヒーの場合水で抽出するため、風味特性が変わります。
お湯に溶けやすい苦味成分は水に溶けにくくなり苦味の少ないスッキリとした風味になります。暑い日にピッタリなごくごく飲めるコーヒーになります。温度による抽出効率の悪さをじっくり時間をかけることでカバーします。
商品外観
全体図
↑底の径12cm×高さ26.5cm。 500mlのペットボトルとのサイズ感の比較です。
水タンクとサーバーに分かれます。
分解した写真 左上から時計回りにサーバー、水タンク、フィルター、蓋受け、蓋です。
分解できるのでそれぞれ洗えます。
水タンク
先端に小さな穴が空いており、1滴1滴、適切な速度で滴下するように設計されています。 そのため先端を破損しないように固くて細いものでつつかないようにしてください。
先端が詰まったりして水の出が悪くなった場合に限り、細く撚ったティッシュを通す事はあります。
フィルターの先端にはメッシュのようなものが貼ってあり、洗う際には力を入れずに優しく洗う必要があります。
上部のドリッパー部分を外しサーバーと蓋をセットした場合16.5cmでした。容量は440mlです。
我が家の冷蔵庫のサイドスペースには入りませんでしたが、正面最下段手前のスペースに入りました。 入らない場合は、自分の冷蔵庫に合わせて、別の細長い筒状の容器に移し替えてください。
水出しコーヒーを作る手順
手順1 豆を計量する
説明書には豆の量が40gとなっていますが、40gで行ったところ、豆の最上部と、水タンクの先端が接触して上手く滴下できていないことが数回あったため38gに減らしました。
同じ40gでも、豆の種類によってかさは変わりますので、粉にした状態で内側の線を超えたり、滴下部の先端に触れない様にします。
手順2 豆を粉砕し水を40ml注ぎ入れる
ペーパードリップと同様に中細挽きの豆をセットし、40ml程度の少量の水を注ぎます。
1度に注ぐのではなく、少量ずつ3回に分けて注ぎます。
1回注いではスプーンやマドラーで混ぜ、粉全体がまんべんなく湿っている状態にします。ここが最重要のポイントです。 この時点でコーヒーの芳醇な香りがしてきてテンションが上がります!!
まんべんなく湿らすことで均一に抽出が可能ですが、濡れていない部分があるとその部分からはうまく抽出されません。
注ぎ終わったら豆の表面を平らにならします。この時、押さえつけないようにやさしくなでるようにならします。
押し固めるように押さえてしまうとうまく抽出できなくなってしまいます。
手順3 水を約450ml(▽の位置)まで注ぐ
水温によっても抽出効率が変わるため、常温に置いていた水と冷えている水では仕上がりが変わるかもしれません。
手順4 蓋をして2-3時間待つ
あとは待つだけですが、きちんと1滴1滴ポタポタと落ちてきていることを確認してください。先端が豆に当たっているとうまくポタポタ落ちてきません。
落ちてくるしずくをぼんやりと眺めるのも良し
波紋を眺めるのも良し 室温で抽出して冷蔵庫に入れるか、そのまま冷蔵庫に入れるかで水温が変わるため仕上がりの味に差が出るかもしれません。(未検証)
時間がない時は寝る前にそのまま冷蔵庫に入れておき、朝に出来上がるようにしています。
完成
上部の水がすべて落ちきっていれば出来上がり。
お好きなグラスに注いでください。 冷蔵庫で冷やしてそのまま飲むか、氷で冷やして飲むかお好きな方で。
個人的には冷蔵庫で冷やして氷を入れずに飲むのがコーヒーが薄まらず好みでした。
カンタンで本格的な水出しコーヒーが我が家で出来てしまいます。
アイスコーヒー用の豆でも十分美味しいのですが、贅沢にもスペシャルティーコーヒーで水出しアイスコーヒーを作ったところ果実味溢れるコーヒーに仕上がり奥さんや、ママ友に大好評でした。
イワキ水出しドリッパーで出来たコーヒーを飲んだ感想
まず感じた感想として、スッキリしているのですが、コクもあり、香りもしっかり出ていました。甘みすら感じられました。水出しコーヒーは薄く、物足りないという概念が変わりました!非常に美味しいと思いました。
コーヒーインストラクター視点での良い点・悪い点
- 豆の量、水量、水と豆の接触時間が規格化しやすく、味が安定しやすい
- 熱をかけていないため、風味の劣化が少なく、2日ぐらいは美味しく飲める
- 温度によりカフェインが抽出されにくくなる(ゼロではないが、少なくなる傾向。カフェインを気にする方に良いかもしれない)
- 冷蔵庫で冷やせば氷を入れなくても良くなるので、薄まらない
- 苦味が出にくくスッキリした香り高いコーヒーに仕上がる
- 抽出速度が変えられない(上位機種は滴下速度が変えられるものもありますが高価になります。味がブレにくいという意味ではメリットとも言えます)
- 保管場所や冷蔵庫の場所をとる 一部デリケートな部品がある
- 豆の消費が多くなる(美味しくて)
まとめ