コーヒー器具

だれでも美味しいコーヒーができる!カリタ【ウェーブドリッパー】レビュー

ケンケン
ケンケン
コーヒー好き薬剤師のケンケンです。
今回はカリタのウエーブドリッパーについてレビューしていきます。

この記事は以下の人におすすめ

コーヒーの味を安定させたい

1杯分しか淹れない

すっきり系の味が好きだがボディ感も求めている

ドリッパーの見た目にもこだわりたい

インスタ映えも重視したい

商品スペック

ウェーブフィルター155(1~2人用)専用
ステンレス製
日本製
本体サイズ(mm):120×100×60
本体重量:90g
価格 2,860円(本体価格:2,600円)

ケンケン
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私がAmazonで購入した時には約1800円でした。(2019年10月)

特徴

20個のウェーブ

ウェーブフィルター185 (155)は、
ドリッパーとの接触面が少ないから、
長時間フィルター内のかたよったところに
お湯がたまらず、すみやかにドリップされます。

ウェーブゾーン

かたよってお湯を注いでも、
ウェーブゾーンは底が平らなので粉に均一になじみやすいです

カリタ式三つ穴

長時間フィルターとウェーブゾーンにコーヒー液がとどまらないので、
雑味成分の抽出が少なく美味しさだけをドリップ。

出典 公式HP

商品ラインナップ

ウエーブドリッパーはガラス、ステンレス、銅、陶器等、様々な材質のものがあり、自分の好みに合わせて選べます。

私は、丈夫でお求めやすい価格のステンレス製を選びました。

商品外観

外箱外観。カリタおなじみの赤いチェックのデザインです。 1〜2人前用はかなりコンパクトです。

持ち手の様子。熱くならないように樹脂が組み合わせられています。
茶色であるためか、チープさはありません。
日本製造のため精度も高く、日本の高い加工技術を感じることが出来ます。
製品としての美しさも感じます。 底にはカリタおなじみの3つ穴があります
底は平らでウエーブゾーンと呼ばれ、お湯がとどまるようになっています。 裏面の様子。箱だし状態では、左上に磨き粉のような、若干の黒いものが付着していましたので洗剤で洗ってからご使用ください。

専用フィルターが必要で値段が高い

ウエーブドリッパーは専用のウェーブフィルターを用います。
1〜2人用の場合、KWF-155が適合します。
お菓子用のカップみたいでかわいいです

値段は100枚入りで660円(2019年10月のAmazon価格)だったので1枚約6.6円でした。ハリオのフィルター(1〜2人用)は100枚入りで356円(2019年10月のAmazon価格)だったので1枚3.6円、ウエーブフィルターはおよそ1.8倍も値段が高いです。

フィルターが重なって入っているため、取り出しにくいです。無理に出そうとすると、ウエーブが崩れてしまいますので慎重に外してください。写真で見た場合、上の方からではなく、広がっている下の方から外すと外しやすいと思います。
↓フィルターにセットしてみたところ。
20個のウエーブがあり、フィルターとの接地面が少ないためお湯が速やかにドリップされます。

ドリップしてみた印象

浅煎りのエチオピア12gをカリタの電動ミル「ネクストG」で4の挽き目で30秒蒸らした後、50mlずつ3回に分けて注ぎました。
お湯は全て落としきらず、150mlに到達した時点でドリッパーをサーバーから外しました。

お湯の抜けはウエーブのおかげでカリタの通常のドリッパーと比較して早いですが、湯だまりは出来ます。

ハリオのV60透過ドリッパーとの比較

サイズ感の違い

我が家で愛用しているハリオのドリッパーと比較してみました。

同じ1-2人用のドリッパーですが。ウエーブドリッパーの方がサイズもかなりコンパクトです。可搬性に優れるため、アウトドアなどでも使いやすいと思います。

ウエーブドリッパーの方が落ちる速度が遅い

ウエーブドリッパーは湯だまりができるのに対して、ハリオV60透過ドリッパーは湯だまりができにくくどんどんお湯が落ちていきます。
つまり、ウエーブドリッパーの方が遅く落ち、ハリオV60透過ドリッパーの方が早く落ちます。
コーヒーの味はお湯とコーヒーの粉の接触時間で決まるので、この差が味の差になります。

2つのドリッパーをなるべく同じ条件(浅煎りのエチオピア12g、ネクストG挽き目4、20mlで30秒蒸らし、150mlを3回に分けて注ぎ150mlに到達した時間を測る)で抽出しました。

結果、ウエーブドリッパーは2分13秒、ハリオのV60透過ドリッパーは2分04秒で抽出完了しました。およそ10秒の差になりました。
その後さらに2回同じ検証を行ったのですがやはり10秒程度の差になりました。
今回は1杯分で検証したのですが、杯数が増えるほどその差は大きくなると思います。

ウエーブドリッパーの方がボディ感があり、
ハリオの方が酸味が強い仕上がりになる

両方ともすっきり系の味に仕上がるのですが、
味の違いとしては、カリタの方がボディ感があって全体的に味が出ている感じ。
ハリオの方が酸味が際立ち、ボディ感が少なめの仕上がりになりました。

カリタの通常のドリッパーとの比較

昔からおなじみのカリタの台形の通常のドリッパーとも比較してみました。

通常のドリッパーはウエーブドリッパーよりもさらに遅い

カリタの通常のドリッパーとウェーブドリッパーを上と同じ条件で比較してみたところ、通常のドリッパーの抽出時間は2分31秒となり、ウェーブドリッパーよりもさらに18秒時間がかかりました。
10秒も抽出時間が変われば明らかに味が変わりますが、18秒さらにかかるということは大きく味が変わります。

ウェーブドリッパーよりもさらにボディ感が出て、少し渋みも感じました。
抽出時間が長くなるということはその分渋みや苦味も出やすくなるということになります。
もちろん、これが悪いという訳ではなく、こちらの方が好きという方もいます。

コーヒーインストラクター目線での考察と使い分け

前述のように、コーヒーの味はお湯とコーヒーの接触時間で決まります。
さらに、コーヒーの酸味は抽出して短時間で出きってしまうのに対し、苦味は早く出るものからゆっくり出るものもあります。
ウエーブドリッパーの方がお湯とコーヒーの粉の接触時間が長いためボディ感のある仕上がりに、接触時間の短いハリオは酸味のある仕上がりになります。
ウエーブドリッパーとハリオV60透過ドリッパーで抽出したコーヒーの酸の量は同等と思いますが、苦味成分の比率の違いがボディ感の違いになっているのではないでしょうか。

また、カリタの通常のドリッパーはさらに接触時間が長いため、ウェーブドリッパーよりも重たい仕上がりになります。

味の特徴まとめると以下の様になります。

  • すっきり系で酸味が好き、苦味が嫌い→ハリオV60ドリッパー
  • すっきり系でボディ感がある方が良い→ウェーブドリッパー
  • もっとボディ感が欲しい、苦味が好き→通常のカリタドリッパー

なお、上記のまとめは通常の注ぎ方での比較ですので、ハリオV60透過ドリッパーにおいてゆっくり注げばその分ボディ感や苦味を増やすことも出来ます。

ウエーブドリッパーは湯だまりができるため、注ぎ方に大きく影響されず抽出が安定しやすいです。初心者でも味を安定させやすいです。
一方、ハリオV60透過ドリッパーは注ぎ方に大きく影響されるため安定させるには技術が必要になります。プロ向けとも言えます。

安定性と自由度は反比例しますので安定性はウエーブドリッパーの方があり、自由度はハリオV60透過ドリッパーの方があります。

抽出の安定性と自由度まとめると以上の様になります。

  • ウエーブドリッパーは味を安定させやすいが自由度は低い。初心者向け
  • ハリオV60ドリッパーは味を安定させにくいが自由度は高い。プロ向け

ウエーブドリッパーの良い点、悪い点

  • 味を安定させやすく誰でも美味しいコーヒーが仕上がる
  • 注ぎ方が多少アバウトでも良い
  • 適度な抽出時間になり、すっきりでありながらボディ感もある仕上がりになる
  • 他のドリッパーにク比べてコンパクト
  • 見た目が可愛く、インスタ映えする。
  • 特別感がある(個人差あり)
  • ドリッパーが入手しにくい
  • ペーパーが高く、入手しにくい
  • 味の自由度が少ない
  • しっかり目に出したい人には物足りないかもしれない

※人にとってはメリットとデメリットが逆になる場合もあります。

総括

コーヒーの好みは人それぞれですし、その時の気分、豆の種類でも目的とする味が変わってきます。同じ豆でもドリッパーにより味の特性が大きく変わります。
実際に比べてみて自分の好みを探ってみてはいかがでしょうか。

ケンケン
ケンケン
私は最近、1杯の抽出ではウエーブドリッパー、2杯以上の抽出ではハリオV60透過ドリッパーと使い分けています。
1杯だとろ過層の厚みが薄く抽出が不十分なことがありますので、少し抽出時間の長いウエーブドリッパーがちょうど良いのです。

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