コンビニコーヒー

【2020年10月最新版】甘さが売りのファミマカフェの新ブレンドをコーヒーインストラクターが飲んでみた!

ケンケン
ケンケン
コーヒー好き薬剤師、J.C.Q.Aコーヒーインストラクター1級の資格を持つケンケンです。
2020年10月20日にファミリーマートより発売になった新ブレンド2種類(通常、濃いめ)と高級モカブレンドを飲んでみました

この記事は以下の人におすすめ

ファミマの新ブレンドが気になっている

ファミリーマートをよく利用している

フルーティーなコーヒーが好きである

発売期間

2020年10月20日より全国で順次発売開始され、いつまで販売されるかは現時点では分かっていません。

店内の様子

店舗入口に大きな旗が立っていました。「本当に美味しいブラックコーヒーは。甘い。」
というキャッチコピーで甘味を前面に出したプロモーションでした、

店外に向けては、稲垣吾郎さんのポスターが複数枚貼られていました

マシンには稲垣吾郎さんの熱い語りが載っていました(実際に本人がコメントしたかどうかは不明)

ファミマの新ブレンドの特徴

深煎り豆の配合率を従来比1.5倍以上に増やし、「甘味焙煎」で引き出したコーヒー豆本来の甘さとコクが特徴。最後の一滴まで美味しく飲める、生まれ変わったファミマのブレンドコーヒーです。

ケンケン
ケンケン
「甘味」をセールスポイントにしています。その味やいかに!

また、ブレンドコーヒーリニューアル新CM発表会では、4:6メソッドで有名な世界一のバリスタ粕谷哲さんが新商品のおすすめポイントを以下のように紹介していました。

「雑味のない味わい、甘く長く続く余韻、冷めても美味しいという3つのポイントが重要です。コーヒーのおいしさに終わりはないので、世界で一番おいしいコンビニコーヒーを目指すために、農園での品質のチェック、コーヒーマシンの性能を活かすことで、今回からさらに進化した“よりおいしいコーヒー”にご期待いただければと思います。」

4:6メソッドについては以前記事にしていますので気になる方は以下のリンクからどうぞ!

コーヒードリップ世界一の味【4:6メソッド】のすすめ ペーパードリップは難しい抽出方法である ペーパードリップで抽出した際にコーヒーの味が毎回変わると言うことは...

新モカブレンドの特徴

希少なスペシャルティグレードのコーヒー豆を100%使用。エチオピアのイルガチェフェ地方で栽培された最高等級豆を贅沢に配合し、専用の設定でじっくり丁寧に抽出した芳醇な香りとフルーティーな味わいをお楽しみください。

モカブレンドはこれまでにも販売されており特別仕様のカップでしたが、今回は新カップでの提供でした。店舗によって異なるようで、新カップのところと旧カップのところがあるようです。

↓前回のカップ
こちらはかなり高級感があり、個人的には好きなデザインでした。

価格とサイズ

サイズは通常サイズのSサイズと大きなMサイズがあります
高級モカブレンドは通常のブレンドよりも20円高く、高級路線で販売しています。

Sサイズは100円です(税込)
Mサイズは150円です(税込)

高級モカブレンドはプラス20円の120(税込)でSサイズだけのワンサイズでの展開です

 

なお、「ブレンド」とは生豆換算で30%以上配合されないとつけられませんので、少なくとも3割はモカの豆が入っています。

濃度を測定してみた

まずは、恒例の濃度測定を行いました。
アタゴのコーヒー濃度計を使って通常ブレンド、通常ブレンド「濃いめ」、「高級モカブレンド」の濃度測定を行いました。

測定結果(2020年新ブレンド)

通常ブレンド TDS(コーヒー濃度)=0.71

通常ブレンド「濃いめ」TDS(コーヒー濃度)=0.99

「高級モカブレンド」TDS(コーヒー濃度)0.97

過去の濃度測定結果を参考までに下に載せています。
ファミリーマートの前シリーズと比較すると、今回のブレンドの方がわずかに濃度が低く出ましたが誤差の範囲でしょう。高級モカブレンドは「濃いめ」と同じぐらいの濃度になりました。

コンビニコーヒーのTDS一覧

ファミリーマート(前シリーズ)
通常ブレンドTDS=0.79
通常ブレンド「濃いめ」TDS=1.12
モカブレンド TDS=1.09

セブンイレブン通常ブレントTDS=1.18
セブンイレブン高級グアテマラブレンドTDS=0.92

ローソン通常のホットコーヒーTDS=0.98

上記のデーターは別の記事にしていますのでご参照ください。

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実際に飲んでみて感じたこと

まず、通常ブレンドを飲んでみたのですが、前のブレンドよりも味がしっかりしていると感じました。これは、深煎り豆の配合率を従来比1.5倍以上に増やしたことによるものと思われます。酸味はそこまで強くはなく、苦みもわずかに感じる程度で飲みやすいバランスの取れた味わいでした。香りも良く、嫌な渋みや雑味もありませんでした。

今回のブレンドは「甘味」を前面にプロモーションしていましたが、確かに甘さを感じられました。

「濃いめ」は通常ブレンドよりも深煎りの豆の割合を高めているような味わいで、苦みが増え、ボディ感やコクが増しガツンとくる味わいになっています。苦すぎず、飲みにくさは感じられませんでしたが、甘さはあまり感じられませんでした。

スイーツを食べるときなどに一緒に飲みたくなる味でした。

甘さの正体は?

実は、コーヒーに含まれるショ糖は焙煎によりほとんど消失してしまっているため、実際にコーヒーが甘いわけではないという説が最近では有力になってきています。
甘いと感じるのは、甘い香りによるものではないかと個人的には考えています。

モカブレンドと比べてどうだった?

まず、フタを開けた時に香りが全く違います。花のような甘い華やかな香りが広がります。今回新たに「香る広口リッド」を採用したためにより香りを楽しめるようになっています。
ローソンが一足先に採用していたのでそれに対抗したのでしょう。

口に含んだ瞬間、フルーティーな上質なやわらかい酸が広がり、素晴らしい余韻を残します。酸化したコーヒーの嫌な酸とは全く異なるフルーツのような酸ですので、酸っぱいコーヒーが苦手と感じている方にこそ一度飲んでいただきたいです。コーヒーの概念が変わるかもしれません。密度が高くしっかりとした味ですが苦みがほとんどないため飲みにくい感じはありません。

モカブレンドは以前に販売されており、個人的にはコンビニコーヒーでは最も好きで良く飲んでいました。今回も素晴らしい出来だったため、前作に引き続き販売期間中はこちらをメインに飲んでいこうと思いました。

ケンケン
ケンケン
これを120円で飲めるのは素晴らしい事ですね!!

まとめ

 

ケンケン
ケンケン
甘味を売りにした新ブレンド3種を飲んでみましたが、いずれも美味しかったです。それぞれの良さがあり、TPOに合わせて選びたいと思います。
みなさんも甘味を体験してみてはいかがでしょうか?
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