5月を過ぎたあたりから昼間は汗ばむ気温になり早くも夏の訪れを感じ始めました。
そんな中、先日何気に見ていたShop Japanのテレビショッピングでパーソナルクーラー「ここひえR2」を見た所思わず買ってしまいましたので、今回はこちらについてレビューしていきたいと思います。
夏場のエアコン代が気になる
体を冷やしすぎたくない
自分だけ冷やしたい
ここひえR2のスペック
今回購入したのはここひえ R2【延長保証+1年付き・送料無料】というモデルです。
価格は7980円(税抜き)でした。
使用して納得出来ない場合は使用後でも39日間返品可能とのことです。
公式HPの他、アマゾン、楽天、yahooショッピングなどのECサイトで正規品をShop Japan公式店が販売しており購入可能です。
2020年5月19日現在、公式HPではサイト訪問30分以内の注文で500円割引のキャンペーンを行なっていました。
この他にも予備フィルターと延長保証+2年の安心セット(10960円→15%オフ価格・税抜き)、2台セット(14860円→25%オフ価格・税抜き)という3セットから選べます。
- セット内容
- 本体×1、防カビ抗菌フィルター×1(内臓した状態)、USBケーブル×1、ここひえ専用USB電源アダプター×1、取扱説明書×1
- サイズ
- [本体]
約 幅176mm×高さ181mm×奥行173mmケンケン本体(取っ手含まず)は500mlのペットボトルよりも背が低くコンパクト設計です。[USBケーブル]
約 長さ1.5m
- 重量
- [本体(フィルター含む)]
約 1.03kg
ケンケン中身が空の状態では約1kg、満水まで水を入れても約2kgで女性でもラクラク持てます。(充電ケーブル、アダプタ含む)
- 材質
- [本体]
ABS樹脂 等
- 仕様
- [消費電力]
6W(風量:強)[風量切替]
3段階(強・中・弱)[USB電源アダプター]
AC100~240V(50/60Hz 0.3A)[タンク容量]
約 600ml
- 保証期間
- 1+1年(計2年)
- 生産国
- 中国製
前年(2019年)モデルからの進化ポイント
去年にも発売されていたここひえですが、今年(令和2年モデル)はアップデートされました。
一部のECサイトにて昨年モデルも販売されていますが、最新版は性能が向上した改良版になりますので最新モデルをお求めください。
全モデルであった、ランプの色が変わる機能は無くなっています。(新型はランプ非搭載)
よく考えたら冷風機としては不要な機能かもしれません。
風量16%強化
風量が強化されより涼しくなりました。
ただし、強でも一般的な扇風機の弱ぐらいの風量です。
過度の期待はしないようにしてください。
タンク容量増加
タンクの容量1.6倍になり駆動時間が向上しています
使用時間の目安は満水にして風量「弱」で9時間使用可能とのことです。
※風量「弱」で室温30℃湿度60%の場合の連続冷却可能時間
取っ手がついて可搬性向上
上部に取っ手がついたことで持ち運びが便利になりました。
地味に便利な機能です。
持ち運び時は、本体が傾かないように両手(片手は取っ手、片手は本体)で持ち、水平を保ったままゆっくり移動させてください。
切タイマーがついた
1時間、2時間、4時間の切タイマーが実装され、就寝時などに便利になりました。
また、タイマーを入れなくても12時間後に自動電源オフ機能がありますので、切り忘れても安心です。
ここひえR2の特徴
周りの空気よりも冷たい風が出る
条件にもよりますが、公式によれば吹出口最大-12℃も冷たい風を実現と謳っています。
確かに吹き出し口に手を当てると冷たいのが実感できますが、クーラーのように冷やしている訳ではなく水が蒸発するときの気化熱現象を利用したものですので、劇的に涼しい訳ではありませんが、確かに周りの空気よりも冷たい風を実感出来ます。
「ハイドロチルテクノロジー」という大層な名前ですが、要は濡れたタオルに扇風機を当てた時の気化熱現象を用いた原理と同じなので、実際やってみると使用感がわかるかもしれません。
軽量コンパクト
水の入っていない単体では約1kg、水を満水まで入れてアダプターも含めても約2kgなので、女性でも難なく持ち運べます。
本体もコンパクトであり色々な場所に置けます。
コンセントUSB両方OK
電源コンセントにさしても使えますし、モバイルバッテリーにつないでも使用できます。
モバイルバッテリーを用いることで、電源がとれない場所でもどこでも使用可能です。
浴室や屋外、キッチンなどでも気兼ねなく使用可能できます。
なお、5Vで1200mA以上供給できるものを利用する必要がありますのでパソコンのUSBからの給電は作動しないことがあるためご注意ください。
※モバイルバッテリーの駆動時間の目安
3000mAh(約2.5時間)
6000mAh(約5時間)
9000mAh(9Ah)(約7.5時間)
12000mAh(約10時間)
※あくまで目安となり、ご使用のバッテリーの状態によって異なります。
誰でも簡単操作
水タンクに水を入れ、電源を押すだけで使用できます。
電源ボタンと切タイマーしかないため誰でも迷わずに使用できます。
一晩つけても約1.3円※
電気代95%オフ
※ 最低消費電力130Wの6畳タイプの一般的なエアコンと比較。1時間の電気代 エアコン(6畳タイプ)3.51円 ここひえ 0.162円 1kWh=27円で計算。使用条件により異なります。
※ ここひえを8時間動作させた場合。使用条件により異なります。
低騒音ファン
風量(弱)では42.3dBで静かな場所でも運転音が気になりにくく、おやすみ時に使えます。
静音を謳っていますが風量(強)では結構うるさくてテレビの音量を上げないと聞こえなくなりました。
風量(中)でもそれなりに音がするので静かな環境であれば気になる方もいると思います。
防カビ抗菌フィルター
この防カビフィルターを採用していることが、私がここひえを購入して最大の理由です。
同様な商品がアマゾンなどに2000円〜3000円ぐらいの価格帯で多数販売されていますが、抗菌フィルターを採用しているものはほとんどありませんでした。
ここひえは同様の商品に比べて価格が倍以上しますが、少しでも清潔状態を保ちたいのであれば防カビ抗菌フィルターを採用しているここひえが良いのではないでしょうか。
防カビ作用、抗菌作用いずれも専門機関(一財)ボーケン品質評価機構による試験をクリアしておりますが、大前提として、全ての菌やカビを抑制する訳ではありません。
うるおい冷風で乾燥知らず!
『ここひえ』は水分を含んだしっとり冷風。心地よい冷風だから空気が乾かず快適です。
清流の涼しい爽やかな風のようなやさしい質感の風です。
部屋全体を加湿する能力はありませんが、本製品は水を気化させて冷却しているので一定の加湿機能はあるとのことです。
商品外観と使用するまでの手順
正面からみたところ。
上部に操作パネルが集約されています。
風量ボタンとタイマーのシンプルな構造です。
風量ボタンの長押しで電源オフできます。R2モデルにて改良になった取っ手部分です。通常時は収納されており使用時にだけ持ち上げることができます。 裏面にはホコリ取りフィルターがあります。
裏面には滑り止めゴムが4箇所ついています
まずはUSB電源アダプターにUSBケーブルをセットします。
一般的なUSB-A端子です。 マーク同士の向きを合わせてください
L字プラグ差込口にL字プラグを差し込ます。 3箇所のフックに線を通します。給水タンクに水を入れます。
給水タンクは取り外し可能で、水を入れやすいですし、容易に洗浄することができます。
撮影のために持ち上げて蓋を開けていますが、通常は持ち上げるときには蓋ではなく、右側にある出っ張りに指をかけて真上に引き上げてください。
水を入れます。
MAXを超えないようにご注意ください。満水は600mlです
本体に給水タンクをセットして風量ボタンを押すと電源が入ります。
風量を3段階から選びます。
まずは「強」を試して見ました。
正面から周りの空気より低い温度の風が出てきます。
最初に感じたことは「予想よりも涼しい」でした
全面左側のレバーで風向きを上下調節できます。
単純なものですがあるのとないのでは使い勝手が違います。
↓下げたところ
↓上げたところ。
奥に緑の加湿フィルターが見えます。
効果的に冷やすための2つの裏技
- フィルターを濡らしビニールに入れ冷凍庫で約12時間凍らせる
- 30cm以内の距離で使用する
なお、低価格帯の商品でありがちな水タンクに氷を入れる方法は気化熱を利用する原理からするとおそらくは意味がないのではないかと個人的には思います。
加湿フィルターの取り外し方
まずは電源プラグを抜きます
下のつまみをやさしく上に押しながら
パネルを手前に引いて外し、少し手前に引いた状態で下方向にひっっぱります。
パネルを引っ張りすぎると外れにくくなりますので少しだけ引いてください。
無理に行うと破損する恐れがありますので慎重に行なってください パネルがはずれました。 フィルターの骨部分を持って上部に持ち上げ、手前に引いて抗菌フィルターを取り出します。外れにくくかんじました。
中途半端に持ち上げて手前に引くとフィルターを破損する恐れがありますので、慎重に行なってください。 フィルターを取り出したところ。
低価格帯の製品ではぺらぺらの紙のものがあったりますが、
ここひえのフィルターはしっかりと厚みがあり、良くできていると多います。 フィルター単品で2,980円(税抜)+消費税:298円+送料:900円で計4178円します。
メーカーでは1シーズン(3ヶ月)での交換を推奨していますが、フィルターが結構高額ですので、ランニングコストは高いです。
交換インクで定期的に儲けを得るビジネスモデルのプリンターに似た印象を持ちました。
購入される方はこの辺りも考慮した方がいいと思います。
今後も使用する方は、交換フィルターが1つ予備として付いてくる安心セットを買ったほうが良いかもしれません。
↓フィルターを取り外したところ。
奥にファンが見えます。そこにはトレイがありますが、枠の高さがそう高くないため揺らすと漏れてくる危険性がありますので、持ち運び時は水平を保って慎重に持ち運ぶ必要が有ります。
使用して感じたことと
まず言えることは、周りの空気よりも冷たい風が出るということです。
ただし、冷房と違うので、クーラーを想像して購入すると物足りないかもしれませんが、あるのとないのでは大きく涼しさが違うのも事実です。
メーカーさんも30cmぐらいの距離で使用することを推奨していますで、部屋全体と冷やす訳ではなく、近距離での個人使用を目的にしたほうが良いでしょう。
風は広く拡散するという訳ではなく全面の部分だけに吹くイメージですので正面に配置してください。上下の調節は可能です。
注意点と日常の手入れ
注意としては、フィルターの管理を適切に行う必要が有ります。
空気清浄機などで加湿機能を使ったことがある方なら良くわかると思いますが、熱を加えず加湿する方式では油断するとすぐにカビが生えてしまいます。
水をフィルターを吸い上げて風で蒸発させる方式のフィルターは構造上カビの生えやすい状況を作ってしまいますので、適切な管理と手入れが必要となってきます。
細菌を増やさないためにも必ず水道水を使用してください。
使用可能→水道水
使用不可→浄水器の水、アルカリイオン水、ミネラルウオーター、井戸水、アロマオイルを入れた水(カビや雑菌が繁殖する原因になる)
説明書には目安として2日間使用しないときは風量を「強」にして運転させ、フィルターを十分に乾燥させるとしていますが、我が家では毎回乾かすようにしています。
本体内部は、防カビフィルターと給水タンクを取り外し柔らかい布で汚れを拭き取ります。
汚れがひどい時には固く絞った布で拭いてください。
異臭がする場合(目安として1ヶ月に1回程度)はフィルターを取り外し、水洗いします。ホコリが付着した場合は綿棒で軽くこすってください
背面のホコリ取りフィルターは汚れがひどい場合は取り外して水洗いします。
おすすめシーン
コンパクトでモバイルバッテリーで駆動できることから、好きな場所に持って行って使用することが出来ます。
公式によれば、デスクワーク時、寝室での就寝時、リビング、キッチンで調理時、脱衣場でのドライヤー使用時、野外活動時の使用を紹介していました。
特にエアコンを使用していても熱がこもりやすいキッチンや、冷房が設置しにくい脱衣場での使用が便利でした。
まとめ
- キンキンには冷えないが周りの空気よりも冷たい風が出る
- 部分的に冷やすため体が冷えすぎず、やさしい風である
- コンパクトボディで、モバイルバッテリー使用可能なのでどこにでも持ち運べる
- 取っ手がついたことで持ち運びが便利
- 防カビ・抗菌フィルタを採用している
- 空気が乾燥しない
- 電気代が安くエコ(「弱」で一晩つけても約1.3円)
- 使用して納得出来ない場合は使用後でも39日間返品可能
- 保証期間が2年と長い
- 本体が同様の商品に比べて割高
- フィルターが高価で、ランニングコストがかかる(送料、消費税込みで4178円)→毎シーズンの交換推奨
- フィルターの手入れが必要
本格的に暑くなると需要が高まり、品薄になることも有りますので、必要と感じた方はお早めにどうぞ♫
※GW中のテレビショッピングのプロモーション強化の為か、アマゾンでは在庫なしになっていました(2020年5月8日)他のECサイトや公式HPを見てみてください。