ケンケン
コーヒー好き薬剤師でJ.C.Q.A認定コーヒーインストラクター1級の資格を持つケンケンです。
みなさんはドリップの際にコーヒー豆をどれぐらいにした方が良いか迷うことはありませんか?
そこで今回はコーヒー豆の適切な量について調べてみました
この記事は以下の人におすすめ
コーヒーの豆の量で迷う
ハンドドリップをよく行っている
さまざまなドリッパーを使っている
ケンケン
最終的には自分の好みになりますが標準的な量を知っておくと調節して自分の好みに近づけやすいと思います。
コーヒーショップやトップバリスタ推奨の豆の量
- スターバックスコーヒー 10g(180ml)
- タリーズコーヒー 10g(150-200ml)
- シアトルズベストコーヒー10g(170ml)
- ブルーボトルコーヒー 30g(350ml)
- UCC 10-12g(140ml)
- キーコーヒー 10g(120ml)
- カフェバッハ(田口護) 12g(150ml)
- 粕谷哲(World Brewers Cup 2016チャンピオン)
20g(300ml)※使用する粉量の15倍の湯を使用。 - 井崎英典(2014年ワールドバリスタチャンピオンシップチャンピオン)
18g(300ml)
ケンケン
抽出量に差はありますが、150mlで10g〜12gが目安です
ドリッパーによる豆の量(公式推奨の量)
カリタ 10g(120ml)
メリタ 8g(125ml)
ハリオ 12g(120ml)
コーノ 12g(120ml)
ケンケン
抽出速度の早いハリオでは豆の使用量が多く、抽出の遅いメリタでは豆の使用量が少ないです
メジャーカップは1杯の量
ドリッパーに付いてくるメジャーカップはそのドリッパーに対応した1杯分の豆の量が測れるようになっています。
メジャーカップ1杯で測れる豆の量
- カリタ 10g
- メリタ 8g
- ハリオ 12g
- コーノ 12g
1杯は抽出不足、3杯以上は抽出オーバーに注意!!
ペーパードリップにおいてコーヒー豆は抽出の対象であるとともに、ろ過層でもあります。
3杯以上を淹れる時には粉のが増えるために、ろ過層が厚くなり抽出オーバーになりやすいです。
このため抽出する豆の量を抽出量に合わせて単純に倍々にしていくと濃くて苦いコーヒーができやすいです。
反対に、1杯の時はろ過が薄いために抽出不足になりやすいです。
このため1杯で淹れるよりも2杯分淹れる方が美味しいコーヒーになりやすいです。
コーヒーショプ公式HPでも単純に豆の量を倍々にしていく場合もありますが、実際に淹れてみて濃くて苦いと思ったら次回は豆の量を減らしてください。特に抽出速度が遅いドリッパーを使用して杯数が多い場合に注意です。豆の挽き方をを荒くしても良いです。
まとめ
- 1杯150mlの場合10g〜12gが目安
- ドリッパーごとに推奨されている豆の量が異なる
-
1杯は抽出不足、3杯以上は抽出オーバーに注意!!
- 抽出する豆の量を抽出量に合わせて単純に倍々にしていくと濃くて苦いコーヒーができやすいので注意(必要に応じて豆を減らす)
ケンケン
基本の量を元に、理想のコーヒー豆の量を見つけてください♪